学院コレクション

ローマンモザイク

イタリア

モザイクとは、石やガラスなどの小片を土台にはめ込んで絵や模様を描き出したもののことをいい、その技法はジュエリーにも用いられました。ローマン・モザイクとフローレンス・モザイクがあります。
ローマン・モザイクは、テセレ(テッセーレ−伊)と呼ばれる色ガラスの細い棒をびっしり敷きつめたもので、自然の風景や古代ローマの建築物などを描いたものが人気でした。
今回紹介する鳩のモチーフも好まれたデザインのひとつです。ローマの鳩のモザイクブローチは、19世紀中頃からイタリア旅行の土産用としてたくさん作られ、イギリスなどに持ち帰られました。

メールマガジン第30号(2005.7.11配信)より

 




 
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